和声の教科書と言えば、赤本、黄本、緑本と、グレードが上がってゆくにつれて最終的には辞典の様にページ数も増える、ビッグな教科書3巻セットが主流でした。今でも主流ですし、どんどん新しい教科書も増えています。そのどの新しい教科書も、この名著を通ってきた先生たちが書かれています。各章ごとに和声の扱い方が書かれているわけですが、例えばコードの勉強では「これらがドミナントコードです」で終わるところを、3章/40ページ近くに渡って、解説されるような世界観です。
コードは和音の機能を、合理的に体系化された世界に思えます。故に複雑な響きのコードも比較的容易に扱えます。和声の方はその体系化された物が本来どのような動きの上に成り立っているかという部分もわかるようになっています。そして最終的にどの声部も良いメロディーで構成される様にも、和声は音が扱える様になります。
和声の教科書まとめ
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